JamYoung「中国のCounter-Strikeは、これからもっと強くなると信じている」

2025年7月24日木曜日

インタビュー 選手

t f B! P L

 「僕たちの活躍を見て、もっと多くの人がこのゲームを始めてくれたら嬉しい」


TYLOOのエースライフラーJamYoungは、チームの国際大会優勝がもたらす影響について語った。


2025年後半のスタートを飾るFISSURE Playground 1にて、TYLOOはグランドファイナルでAstralisを3-1で撃破。チームとして初の国際LAN大会優勝を果たすと同時に、世界ランキング(VRS)でも一気に7位まで浮上する快進撃を見せた。


 

この躍進の中心にいたのが、JamYoung。2024年末にはVALORANTへの転向を検討していた彼だが、今シーズンはまさに圧巻のパフォーマンスを披露。今大会では13マップで平均1.40という驚異的なレーティングを記録し、見事MVPに輝いた。


Astralisに勝利した直後、JamYoungはHLTVのインタビューに応じ、BO5シリーズの手応え、優勝とMVPの喜び、目前に控えるIEM Cologneへの意気込み、そして今回の結果が中国のCSシーンに与える影響について語った。


JamYoungへのインタビュー

――FISSUREでの優勝おめでとうございます。TYLOOにとって、ここまで大きな規模の国際大会での初タイトルですね。今の気持ちは?


「本当にうれしいです。正直、まだ信じられないです。」


――この大会では、会場の多くのファンがTYLOOを応援していました。これほどの声援があるとは思っていましたか?


「中国人のファンが多く来てくれていることは知っていたので、その点は想定していましたが、実際に多くの方が応援してくれて本当にうれしかったです。さらに、外国のファンまで応援してくれていたのは予想外でしたが、とても感動しました」


――グループステージでは、NukeでAstralisに13-8で敗れましたね。今日はまったく別の展開になりましたが、どんな準備をして臨んだのですか?


「Astralisは最近、特にこの大会中、ほとんどのBO3でNukeをプレイしていました。だから参考にできるデモがたくさんあったんです。でも一番大きかったのは、今日はJeeがNukeで一緒にプレイしてくれたこと。彼の存在が勝利の大きな要因になったと思います」


中国初のMVP受賞者として

――あなたは中国人選手として初めてMVPを獲得しました。そのことについてはどう感じていますか?


「本当に嬉しいです。今回の大会でMVPメダルが用意されていたこともあって、受賞できたのは特別な気持ちです」


TYLOOの歴史を超えて

――今回の勝利でTYLOOはVRSランキング7位に浮上し、2018年当時のチームを上回る結果となりました。


「すごく嬉しいです。でも、まだまだ上を目指していきたいです」


「中国のGOAT」へ

――昨日、Jee選手はあなたのことを"未来の中国のGOAT (史上最高の選手)"になると話していました。実況者や他のプロ選手たちからも称賛の声が上がっています。昨年末には他のゲームに移ろうとしていた中で、今シーズンの自分の活躍をどう見ていますか?


「今大会で見せられたパフォーマンスにはとても満足しています。キャリアの中でも一番良かったと思える内容でしたし、チームとしても優勝できたので、本当に嬉しいです」


HLTV Top 20入りを狙うか?

――今年のTop 20プレイヤーに入る可能性も出てきましたが、それは目標にしていますか?


「個人的には、Top 20に入ることよりも、Cologneやメジャーといった大舞台で戦えるチームであり続けることのほうが大事です。まずはプレイオフに進出し、もっと高いレベルを目指したいですね」


Cologneへの目標

――次はIEM Cologneが控えていますね。今回の勢いを持って挑む中で、どんな目標を立てていますか?


「この調子を維持したままCologneに臨みたいです。まずは最低限としてメインステージに進出することを目標にしています。ただ、CS2には最近アップデートが入ったばかりで、これまでの公式戦は古いバージョンだったため、新しいバージョンではあまり練習できていません。どうなるかはわかりませんが、全力でぶつかります。」


今回の勝利が中国CSに与える影響

――この優勝は中国のCSコミュニティにどんな影響をもたらすと思いますか? 新たなチームやプレイヤーの誕生につながると考えていますか? また、新世代の中国人プレイヤーたちにインスピレーションを与えることができると思いますか?


「The MongolZが母国のシーンに与えたような影響を見れば分かる通り、僕は中国のCounter-Strikeもこれからどんどん良くなっていくと信じています。僕たちの活躍が、もっと多くの人にCSを始めるきっかけになってくれたら本当に嬉しいです」

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