SpiritがIEM CologneでMOUZに3-0で完勝し、堂々の王者に輝いた。
その直後、donkがHLTVのインタビューに応じ、この偉業と、zweihとの初陣について語った。
この1年半で、donkとSpiritはCounter-Strikeの中でも最も権威ある3大会──IEM Katowice、メジャー、そしてIEM Cologneをすべて制覇。donk自身は、そのすべてでMVPを受賞している。
そして、今回のケルンでの勝利は、donkにとってこれまでで最も感情的な瞬間となった。優勝トロフィーが掲げられる中、彼は信じられないような表情で立ち尽くし、涙を流していた。
「今回の勝利は特別でした。というのも、去年はトップ16止まりで、正直もう諦めかけていたんです」とdonkは語る。
「本当にたくさん努力して、その過程では痛みもありました。でも、その努力がようやく報われたと感じています」
「言葉にできないくらい最高の気分です。今はとにかく、ものすごく大きな安堵感を感じています。」
zweihの活躍とチームへの手応え
18歳のdonkは、今回の決勝での快勝や、チームに加入して間もないzweihの健闘にも触れ、その成長を称賛した。
「今のCSは非常に高いレベルで戦われていて、どのチームも独自のスタイルを持っているんです。そういうチーム相手に慣れるには、何試合も重ねないといけない。zweihにとっては初めての経験だったし、当然難しかったと思います。でも、本当に頑張ってくれて、そのおかげで僕たちは勝てたんです」
三大大会制覇の心境とは
─donk、優勝おめでとうございます。IEM Cologneチャンピオンの肩書き、どう感じていますか?
「最高です。本当に嬉しい。Katowice、Major、Cologne。CSで最も象徴的な3大会を全部勝ち取りました。でも、まだ満足していません。僕たちの戦いはこれからです」
ケルンで流した涙の理由
─Katowiceでも上海でも、これまで感情を大きく表に出したことはありませんでしたよね。今回だけ特別に涙を見せた理由は?
「やっぱり、去年トップ16で終わったとき、本当に心が折れそうになったんです。あのときから、努力を重ねて、辛いこともたくさんあって。でもその苦労が、今回やっと報われた。だから本当に嬉しいし、すごく大きな安堵感を感じています。もう、何を言えばいいのか分からないくらいです」
zweihとの初陣を振り返る
─zweihとの初めてのビッグトーナメントで、いきなり優勝を果たしましたね。彼のプレーについてどう思いましたか?
「彼はよくやってくれました。まだこのレベルには完全に慣れていないけれど、練習期間はわずか11日しかなかったんです。新しいマップを覚えて、初戦からMOUZやAuroraといった強豪、プレイオフではNAVI、そしてまたMOUZと戦うという厳しいスケジュール。そんな中でも彼は落ち着いてプレーしてくれました」
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「今のCSは本当にハイレベルで、どのチームにも独自性がある。その中で、彼がここまでやってくれたのは本当にすごいと思います。」
快勝の裏にあった準備と分析
─今日の試合は非常に一方的でした。Ancientでの逆転劇以外にも、勝因はどこにあったと思いますか?準備の成果ですか?
「しっかり準備できていたと思います。今日は本当に良いプレーができました。コールも、エイムも、コミュニケーションも、どれもレベルが高かった」
「一方で、MOUZにとっては準決勝のVitality戦が実質的な決勝だったのかもしれません。彼らはあの試合に全力を出し切ってしまって、決勝にはその勢いを持ち込めなかったように感じました。今日は彼らが100%の力を出せていなかったと思います」
magixxの退団とチームのこれから
─magixxの退団は残念でしたが、新体制での初優勝を受けて、今後のシーズンに手応えはありますか?
「magixxがチームを去ったことについては、今は少し距離を置いて見守る必要があると思っています。もっと大会を重ねて、本当にチームが良くなったのかを見極めないといけません」
「でも、zweihとは明るい未来が見えています。彼は若くて、メカニクスも素晴らしい。ただ、精神的にこのトップレベルのCSに順応していくことがこれからの課題ですね」
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