donkがマルタで今年4つ目となるMVPを手にし、年間自己最多記録となる5つ目のMVPまであと一歩という状況だ。
さらに彼はBLAST Bounty Season 2でキャリア通算10個目のMVPを獲得。偉大なライフラーであるGeT_RiGhTに肩を並べた。わずか18歳にしてMVP二桁に到達したのは、史上わずか6人目となる快挙だ。
この10個のうち7個はBig Event+での獲得で、ライフラーとして彼の上に立つのはNiKo(8個)のみ。ただし、今年は主にBLAST BountiesやPGL Astanaといったエリート外の大会での受賞が中心となっている。これは2025年前半にVitalityがトップの座をしっかりと掴んでいたことが大きな理由だ。
現在donkは年間4個のMVPで、ZywOoに3つ差をつけられている。しかしVitalityがIEM CologneやBLAST Bountyで苦戦したことを考えると、donkが追い上げて自己最多を更新する可能性は十分にある。
一方、Spiritは直近20試合で19勝1敗と圧倒的な戦績を残し、IEM CologneとBLAST Bounty Season 2を連続優勝。夏休み明けを完璧な形でスタートし、VRSランキングで世界1位に躍り出た。
BLAST Bounty Season 2決勝でThe MongolZを3-0で下したあと、donkにマルタでの大会、世界ランキング1位への思い、そしてチームメイトzweihの成長について話を聞いた。
決勝でのパフォーマンス
― 決勝では2マップで安定したプレーを見せ、さらにNukeでのトリプルキルやMirageでのクアッドキルといった大きな見せ場もありました。全体を振り返ってどうでしたか?
「正直、モニターの設定がうまくいかず快適じゃなかったんです。でも気にせず自分のプレーを心がけました。最初のマップは落ち着いてできました。スナイパーとの撃ち合いが4回くらいあったのでT側はちょっと不安定でしたが、CT側では相手の動きが全部見えていたので良かったと思います。
Mirageは本当に厳しかった。T側は普通でしたが、CT側ではかなり悪くて……正直ひどかったです。このマップを勝てたのはチームのみんなが本当に頑張ってくれたおかげです」
ピストルラウンドの強さ
― ピストルラウンドで圧倒していましたが、特別な準備があったのでしょうか?
「今のSpiritには新しく入った選手がいて、彼はすごく高いメカニカルスキルを持っていて、勇敢にエントリーを取りに行けるんです。だからファイアパワーが増しました。
この2年間、magixxも含めてSpiritはピストルラウンドに課題を抱えてきました。でも2024年前半は世界で一番強かったんです。その後調子を落としたけど、今は特に問題はないと思います。今日は良かったですが、平均的な出来とも言えますね」
全勝優勝の意味
― MOUZやThe MongolZといった強豪を破り、1マップも落とさず優勝しました。この完勝についてどう感じていますか?
「本当に最高です。大きな自信になりました。Cologneの後は自分たちにそこまで自信がなかったんですが、今は自分たちのゲームをすれば、どんな相手にも、どんなマップでも勝てるという確信を持てました」
世界最強への条件
― 直近20試合で19勝、複数のタイトルを獲得し、VRSでVitalityを抜いて世界1位になりました。今、自分たちが世界最強のチームだと感じますか?
「まだそうは思っていません。Vitalityと対戦していないからです。彼らを倒さないと本当の世界一にはなれないと思います。Vitalityにはいくつか問題がありますが、それを修正すればまた世界最強になれるだけの力があります」
zweihの急成長
― zweihについて。勇敢さやメカニクスを評価していましたが、この大会で存在感を示しました。彼の成長をどう見ていますか?
「彼は素晴らしいですね。すごく速いスピードで成長しています。僕たちが教えることを全部吸収しているんです。どう動くか、どうプレーするか、本当に全部。学ぶのがとにかく早いし、エリートレベルのCSにあっという間に適応しているのを感じます」
今年のMVP目標
― 今回またMVPを獲得しました。今年はこれで4回目。昨年は5回でしたが、今年は自己最多を超えたいですか?
「はい、もちろん」
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