BC.Gameに移籍後のs1mpleは... "Tier2には反則級の実力？"

s1mpleのTier2 Counter-Strikeへの挑戦は、多くのファンの注目を集めている。

BLAST Austin MajorでFaZeのスタンドインとして登場し、チームを準々決勝に導いて大きな話題となった。そして2025年7月28日、彼は世界ランキング最高27位のBC.Gameと正式に契約を結んだ。

ここでは、プロシーンの下位ティアでs1mpleがどのように戦っているのかを振り返る。

苦しい滑り出し

BC.Gameでの最初の4シリーズで、s1mpleは高いスタッツと安定感を見せる一方、彼にしては信じられないほど不調なマップも経験した。

FaZe時代のs1mple

PARTIZANとのMirageで3キル14デス、レーティング0.26という数字を記録。これは彼のキャリアの中でもワースト5に入る低成績だった。試合は13–2で敗北。BC.Gameは2–0と好スタートを切ったが、そこから13ラウンドを連続で落とし、s1mpleは毎ラウンド倒され、わずか3キルに終わった。

それでも輝くスーパースター

このMirageでの惨敗は、あくまで一時的なつまずきに過ぎなかった。実際には、s1mpleはBC.Gameの絶対的エースとして活躍しており、BetBoomとのExort: The Proving Grounds決勝へとチームを導いた。優勝こそ逃したものの、彼の存在がチームを一気に底上げしたことは明らかだ。これまでTier2残留を懸命に争ってきたチームが、一気に別次元の強さを見せるようになった。

大局的に見れば、これは1つの不調なマップや1つの敗れた決勝の話ではない。トップシーンに戻るために奮闘するスーパースターの物語である。BC.Game加入以降の平均レーティング1.27が示す通り、多少のブランクは感じさせるものの、彼は依然としてTier2レベルには収まらない実力を誇っているのだ。s1mpleがTier1に返り咲くのも、そう遠くないかもしれない。