現在、FaZeにスタンドインとして加入しているs1mpleの今後に注目が集まっている。
HLTVのStriker氏の報道によると、s1mpleがFaZeに正式加入することはないと見られており、NAVIのスターティングメンバーへの復帰も現状では可能性が低いという。
再び問われる――これからs1mpleはどこへ向かうのだろうか。
YNk「もしTier1に戻りたいなら彼の“本気”を見せるしかない」
Counter-Strikeのアナリストであり元プロのYNkは、「s1mpleがトップレベルに戻るには、たったひとつの方法しかない」と語っている。
これは彼が出演したポッドキャスト番組『Talking Counter』の最新回で明かされた見解だ。
「彼がTier1に戻るには、明日からまた本気でゲームに向き合わなきゃいけない。毎日FACEITを8試合プレイして、2週間で100〜120時間くらいのペースでやり込む。それを最低でも6か月続ける必要がある」とYNkは語る。
「実際の時間が多少違ってもいい。とにかく“CSを本気でやり直す”ことが必要なんだ。小規模な大会とかに出るのもいいかもしれない。現在の自分がどのレベルなのかを確かめて、それでまた競技の舞台に戻れるかを見極めるべきだ。」
もしs1mpleがその道を選ぶなら、次のオフシーズンには確実にいくつものチームが彼に声をかけるだろうとYNkは見ている。
「そうすれば、周囲に“自分は本気でTier1に戻りたいんだ”という姿勢を示すことができる。」
「大事なのは、彼が本気でやる覚悟を持っているかどうか。それさえ示せれば、次の移籍市場では複数のオファーが届くはず。でも、もしそうならなければ、半年後にまた同じ議論をすることになるだろうね。」
闘志は失われたのか?
ポッドキャストでYNkはさらに掘り下げ、s1mple自身がまず“競技シーンに戻る意思があるのか”をはっきりさせる必要があると語った。
「s1mpleは、まだ競技としてのCounter-Strikeを続けたいのかどうか、自分で決断しなきゃいけない。もし続けたいなら、どこかで一歩引く必要がある。強いチームには行けるかもしれないけど、年俸を下げたり、“1年契約+成果報酬”みたいな条件になるだろう。」
「今の彼は、しばらく競技から離れていたし、その間にがっつりCSをやっていたわけでもない。だから、まだ“世界一の選手になるんだ”という闘志を持っていると信じている人はほとんどいない。それを証明しなきゃいけないのは、チームじゃなくてまず自分自身に対してなんだ。」
s1mpleに残された「2つの選択肢」
YNkによれば、s1mpleに残された道は2つだけ。そして、その未来は決して楽観的ではないという。
「FaZeのメンバーと一緒にプレイしたり、大舞台で試合したことは、きっとs1mpleにとっても刺激になったはずさ。」
「でも、あのMongolZとの試合みたいに大事な場面でパフォーマンスが出せなかったときの“やっちまった”って感覚も同時にあったはず。」
「その経験が彼に与える影響は2つに分かれる。一つは“くそ、絶対に戻ってきて俺が最強だって証明してやる”って奮起するパターン。もう一つは“もういいや、やめよう”ってなるパターン。」
では、どちらの可能性が高いのか。SPUNJがそう問いかけると、YNkはこう答えた。
「残念だけど、後者の方が現実的かな。」
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